Djangoとは？

Djangoは、Pythonを使用してWebサイトを簡単に作成できるようにする事ができるPythonのフレームワークです。

Djangoは様々な機能を持っており、ユーザーはWebアプリケーションの構築を簡単に行うことができます。

Djangoは、DRY(Don'tRepeat Yourself)とも呼ばれるコンポーネントの再利用性を重視し、ログインシステム、データベース接続、CRUD操作(Create Read Update Delete)などをすぐに使用できる機能を備えています。

Djangoはどのように機能するの?

DjangoはMVTデザインパターン(モデルビューテンプレート)に従います。

• モデル - 提示したいデータで、通常はデータベースからのデータです。
• ビュー - ユーザーからの要求に基づいて、関連するテンプレートとコンテンツを返すハンドラーとなります。
• テンプレート - Webページのレイアウトと、データの表示方法に関するロジックを含むテキストファイル(HTMLファイルなど)。

Model

モデルはデータベースからデータを提供します。

Djangoでは、データはオブジェクトリレーショナルマッピング(ORM)として配信されます。これは、データベースの操作を容易にするために設計された手法です。

データベースからデータを抽出する最も一般的な方法はSQL です。SQLに関する問題としては、データベース構造を十分に理解している必要があることです。

DjangoとORMを使用すると、複雑なSQLステートメントを作成することなく、データベースとの通信が容易になります。

モデルは通常、models.pyというファイルにあります。

View

ビューはhttpリクエストを引数として取り、関連するモデルをインポートし、テンプレートに送信するデータを探して最終結果を返す関数またはメソッドです。

ビューは通常、views.pyというファイルにあります。

Template

テンプレートは、結果の表現方法を記述したファイルです。

テンプレートは多くの場合、Webページのレイアウトを記述するHTMLコードを含む.htmlファイルですが、他の結果を表示するために他のファイル形式にすることもできますが、ここでは.htmlファイルとします。

Djangoは標準のHTMLを使用してレイアウトを記述しますが、Djangoタグを使用してロジックを追加します。

<h1>My Homepage</h1>

<p>My name is {{ firstname }}.</p>

アプリケーションのテンプレートは、templatesという名前のフォルダーにあります。

URL

Djangoは、Webサイト内のさまざまなページをナビする方法もあります。

ユーザーがURLをリクエストすると、Djangoはそれをどのビューに送信するかを決定します。

これは、urls.pyというファイルで行われます。

解説

Djangoをインストールして最初のDjango Webアプリケーションを作成し、ブラウザーがURLを要求すると、基本的に次のようになります。

1. DjangoはURLを受け取り、urls.pyファイルを呼び出し、URLに一致するビューを呼び出します。
2. views.pyにあるビューは、関連するモデルをチェックします。
3. モデルはmodels.pyファイルからインポートされます。
4. 次に、ビューは、templateフォルダー内の指定されたテンプレートにデータを送信します。
5. テンプレートにはHTMLタグとDjangoタグが含まれており、そのデータとともに完成したHTMLコンテンツがブラウザに返されます。

Djangoはこれ以外にも多くのことを行うことができますが、これは基本的にこのチュートリアルで学習する内容であり、Djangoで作成された単純なWebアプリケーションの基本的な手順です。

Djangoの歴史

Djangoは2003年にLawrence Journal-Worldによって発明され、短い締め切りに間に合わせ経験豊富なWeb開発者の要求に応えました。

一般への最初のリリースは2005年7月でした。

Djangoの最新バージョンは4.0.3(2022年3月)です。